文法学習ガイド

「接続・作り方」の読み方

文法項目の前に、どの品詞をどの形で置くかを示すのが「接続」です。V・イA・ナA・Nなどの略号と、活用形の読み方をここで確認できます。

接続とは

「接続」は、文型の直前に置ける言葉の種類と形を表します。たとえば「V辞書形+ことができる」は、動詞を辞書形にしてから「ことができる」を付ける、という意味です。

食べる+ことができる→食べることができる

文法名の「〜」と接続表記の違い

文型ページの見出しは、教科書や授業で認識しやすい「〜ましょう」「〜ませんか」「〜てください」のような形で示します。「〜」は、その前に学習中の語を置くことを表す目印です。具体的にどの活用形へ変えるかは、ページ内の「接続・作り方」で確認します。

文型ページの見出し接続・作り方変化の例
〜ましょうVます形(ますを取る) + ましょう食べます → 食べましょう
〜ませんかVます形(ますを取る) + ませんか食べます → 食べませんか
〜てくださいVて形 + ください食べる → 食べてください
〜たことがある/ない(経験)Vた形 + ことがある/ない食べる → 食べたことがある

品詞・文を表す略号

略号意味例
V動詞食べる、行く、勉強する
イAイ形容詞高い、楽しい、難しい
ナAナ形容詞静かだ、便利だ、元気だ
N名詞学生、予定、雨
文文・節明日は雨が降る、彼が来ない

動詞の形

現在の文型ページで使う主な表記です。「Vない形(ない → なければ)」のような個別の変化は、必要なページの接続表に変え方を直接示します。

V辞書形

食べる・行く

辞書に載る基本の形です。

Vない形

食べない・行かない

否定の「ない」が付いた形です。

Vた形

食べた・行った

過去・完了を表す形です。

Vて形

食べて・行って

「て」でつなぐ形です。

V意向形

食べよう・行こう

意志や誘いを表す形です。

Vば形

食べれば・行けば

条件を表す形です。

Vます形(ますを取る)

食べ・行き

「食べます→食べ」のように、ますを外します。

Vない形(ないを取る)

食べ・行か

「食べない→食べ」のように、ないを外します。

V普通形

食べる・食べない・食べた・食べなかった

丁寧形ではない、肯定・否定・非過去・過去の各形です。

Vている形

食べている・行っている

「Vて形+いる」の形です。

V可能形

食べられる・行ける

「〜することができる」という可能を表す形です。

V受身形

食べられる・言われる

人や物が動作を受けることを表す形です。

V使役形

食べさせる・行かせる

人に動作をさせることを表す形です。

Vたい形

食べたい・行きたい

話し手などの希望を表す「たい」が付いた形です。

形容詞の形

イA普通形

高い・高くない・高かった・高くなかった

イ形容詞の普通体の各形です。

イA語幹(いを取る)

高い → 高

語尾の「い」を外します。

イAく

高い → 高く

副詞として使う形です。

イAくて

高い → 高くて

後ろの語や文へつなぐ形です。

イAければ

高い → 高ければ

条件を表す形です。

イAかった形

高い → 高かった

過去を表す形です。

ナA語幹

静かだ → 静か

語尾の「だ」を外した部分です。

ナA語幹 + な

静かな

後ろの名詞などを修飾する形です。

ナA語幹 + に

静かに

動詞などを修飾する形です。

ナA語幹 + で

静かで

後ろの語や文へつなぐ形です。

ナA語幹 + なら

静かなら

条件を表す形です。

記号の読み方

表記読み方
A + BAの後ろにBを付けます。
A/BAまたはBのどちらも使えます。
A → BAをBの形に変えます。
( )文脈によって省略できる部分や、補足を表します。
文A・N1同じ記号の数字は、別の要素を区別するために使います。

接続表記を実際に読む

「〜と思う」の接続表を読む

動詞:V普通形 + と思う → 明日は雨が降ると思う。

イ形容詞:イA普通形 + と思う → この問題は難しいと思う。

ナ形容詞:ナA語幹 + だと思う → この町は静かだと思う。

名詞:N + だと思う → あの人は留学生だと思う。

同じ文型でも接続が異なる場合は、現在の文型ページと同じように品詞ごとに行を分けて示します。